古くなった家電の買い替えや引っ越しの際に不要になった家電の処分には、家電リサイクル料金がかかります。すべての家電が対象ではなく、決められた品目の家電を処分する際にリサイクル料金を支払うことが法律で決まっています。
当記事では、自宅で不要になった家電をどう処分したらいいのか分からない方に向けて、家電リサイクル法と品目ごとのリサイクル料金・家電の処分方法について解説します。
家電リサイクル料金とは、家電リサイクル法の対象となっている家電を処分する際に支払う料金のことです。以下の3つの項目で、家電リサイクル料金の解説をします。
家電リサイクル法とは、一般家庭や事務所から排出された家電製品に対して、再利用できる材料をリサイクルし、資源の有効利用を推進するための法律です。平成13年の6月から施行されました。
家電リサイクル法が施行されるまでは、排出される家電を粉砕処理の後、再利用できる金属やガラス・鉄・アルミなども埋め立てる対象になっていました。循環型社会を作るため、また廃棄処理処分場の容量確保のためにも、廃棄物の減量化が必須の課題でした。
家電リサイクル法によって、家電の素材がそのまま埋め立てられることなく、再利用されるようになりました。リサイクル料金は使用者が支払うことになっています。
家電リサイクル法の施行により、社会のリサイクルへの意識も高まっています。
家電リサイクル料金がかかる家電の対象品目は、全部で4種類あります。
ほとんどの家庭にこれらの家電が用意されているのではないでしょうか。買い替えるときや処分するときには、家電リサイクル料金がかかることを忘れないようにしましょう。
また、一般家庭に限らず事務所や工場から排出される場合も同様に、家電リサイクル料金が必要になります。
家電リサイクル料金の対象となっている各品目ごとのリサイクル料金を以下のようにまとめます。支払う料金が2種類ある点に注意しましょう。
自分で持ち込む場合には、リサイクル料金だけですが、指定された業者にて収集する場合には、その運搬費用がかかります。また家電のリサイクル料金はメーカーによっても違うため、あくまで参考価格として認識していただき、詳細は家電サイトから確認しましょう。
家電リサイクル料金の事例 | |
エアコン | 990円~2,000円 |
ブラウン管テレビ【15型以下】 | 1,320円~1,870円 |
ブラウン管テレビ【16型以上】 | 2,420円~2,970円 |
液晶・プラズマ式テレビ【小型】 | 1,870円 |
液晶・プラズマ式テレビ【大型】 | 2,970円 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 3,740円~4,730円 |
洗濯機・乾燥機 | 2,530円 |
家電を買い替える場合には、家電の価格にリサイクル料金を加えた予算を立てておくといいでしょう。
社会的問題となっている不法投棄は、今もなお自治体の頭を悩ませています。家電リサイクル法対象の家電は、処分する際に費用が発生します。
費用をかけてまで処分したくないと思う人が、山などに家電を廃棄するケースがあるのです。不法投棄は、絶対にしてはいけません。
廃棄物処理法では、個人が不法投棄をした場合、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方の刑に処すると規定されています。家電に限らず、自宅の不要なものは正しく処理をするようにしましょう。
家電リサイクル法対象の商品は、以下の4つの処理方法があります。
それぞれの処理方法について解説します。
新しい家電を購入する際に、家電量販店に対象となる家電を引き取ってもらう方法です。買い替えの時に処分する方法は、手間がかからず、入れ替えのタイミングに処分するため不便さを感じません。
家電量販店の担当者は、引き取る際に家電リサイクル料金がかかることを知っているため、購入時に引き取り料金の話をしてくれる場合もあるでしょう。
例えば、新しいテレビを購入した時は、もともとテレビを置いていた台の上に新しいテレビを配置するでしょう。購入したテレビの配送時に古いテレビを交換して持って行ってくれます。
家電リサイクル料金は、作業をしてくれた販売店の方に支払う方法と、購入時にまとめて支払う方法があります。また、引き取って処分をしてもらうため、家電リサイクル料金以外に運搬料が必要になります。
引っ越しや大掃除によって、古い家電を処分したいときは、自治体の指定業者に収集してもらいます。リサイクル料金と運搬料が発生しますが、詳細は住んでいる自治体のホームページで確認しましょう。
自宅のポストに「無料で引き取ります!」といったチラシが入っていることがあります。自治体が指定していない業者の中には、悪徳業者も含まれているため注意しましょう。
無料といいつつ、高額の料金を請求してくる業者や、正しくリサイクルしているかどうか不明の業者などがあります。家電を処分する際には、信頼できる業者を選びましょう。
住んでいる自治体が指定した場所に自分で持ち込む方法があります。自分で持ち込むため、運搬料金は発生せずに家電リサイクル料だけで処分できる点がメリットです。
リサイクル法対象の家電は、冷蔵庫や洗濯機のように大きく、運ぶことが困難な商品もあります。運べるサイズや重さなのかは、事前に確認しておきましょう。
リサイクル料金は、郵便局で振り込む必要があります。処分したい対象機器のメーカー名・大きさ(テレビならインチ、冷蔵庫ならリットル)を準備して家電リサイクル券を購入しましょう。
持ち込む際には、予約が必要な場所と直接持ち込める場所があります。家電を処分する前に、スケジュールや方法を確認しておきましょう。
不用品回収の専門業者に家電リサイクルの対象商品を処分してもらう方法です。不用品回収業者を利用するメリットは、取り外しから運び出すまで全てお任せできるので、処分の手間がかかりません。
また、急な引っ越しやゴミ屋敷の片づけなど、急ぎの場合でもスケジュール調整しやすいメリットがあります。不用品回収業者であれば、家電リサイクル法対象のものに限らず、様々な大型ごみを一緒に片付けてくれます。
部屋の清掃もお願いできるため、処分したいゴミの量と要望・費用を照らし合わせて検討するといいでしょう。
家電リサイクル法の対象商品は、上記で説明した4品目になります。それ以外の家電については、リサイクル料金が不要で粗大ごみとして処分することができます。
自治体で決められたサイズと料金を確認して、処分するようにしましょう。
まだ使える家電をリサイクルする方法について解説します。まだ使える家電であっても、どうしても手放さなければならないタイミングがあります。
転勤になったとき・寮を出るとき・実家に変えるときなど生活環境が変わると不要な家電が出やすくなります。使える家電をリサイクルする3つの方法をお伝えします。
まだ使える家電をリサイクルショップに自分で持ち込む方法です。リサイクルショップに売却できれば、家電リサイクル料はかからず、逆に収入に変わります。
長年利用した家電は高額で引き取ってもらえないかもしれませんが、リサイクル料金がかかることを考えればかなりお得です。また、まだ利用できるものを他の人に使ってもらうことで、社会貢献をした満足感を得ることにもつながります。
家電リサイクル法対象の品目は、サイズがかなり大きいため、出張見積もりをしてもらう方法がおすすめです。自分で運ぼうと思うと、思わぬケガや事故につながってしまうことがあります。
不用品回収業者で買い取りをしているところもありますので、自宅での見積もりを検討しましょう。
フリマアプリを利用すれば、お店に持ち込むことなく買い取ってくれる人を見つけることができます。お店での保管料や手数料がかからない分、リサイクルショップよりも高額で売却しやすいです。
ただし、家電リサイクル法対象の家電は、大型のものが多いため、配送にはかなり気を使わなければなりません。配送料も高くなりやすいので、フリマアプリの注意事項等を確認してから出品しましょう。
家電をリサイクルする方法として、親戚や友人に譲る方法があります。知っている人の方が安心して譲ることができるでしょう。リサイクル料金がかからない上に、誰かの役に立っているリサイクルの醍醐味を感じることができます。
KADODEの基本情報 | |
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定額料金プラン | ・SSパック 5,000円 ・Sパック 10,000円 ・Mパック 20,000円 ・Lパック 50,000円 ・LLパック 100,000円 ・3L以上 お見積り・要相談 |
対応可能業務 | 家電の取り外し ゴミ屋敷の片付け 不用品回収 生前・遺品整理 不用品買取 |
営業時間 | 24時間対応(年中無休) |
詳細ページ | https://wp907271.wpx.jp/service/dust/ |
電話番号 | 0120-966-926 |
KADODEはスタッフ対応に力を入れている不用品回収業者で、家電の取り外しや買取にも対応しています。大型のごみと一緒に回収の依頼をすれば、一気に部屋を片付けることができます。
家電を運び出した後の、清掃もお任せください。合わせて水回りの清掃や消毒など、ゴミ屋敷化している部屋をきれいに原状復帰するサービスもあります。
他社と比較すると、不用品回収業者の中では安い方なので、信頼感がおけるKADODEにリサイクル法対象の家電回収をぜひともご依頼ください。
家電リサイクル料金について解説をしてきました。リサイクル料金を高いと思うか安いと思うか、人それぞれかもしれませんが、まだ利用できる資源を再利用することは社会貢献につながっています。
新しい家電を購入した際に、リサイクル料金と運搬料を支払ってリサイクルするのが一般的ですが、急な引越しや実家に帰る時にはどうしても不要な家電が出てしまいます。
自治体が指定した業者を利用したり、リサイクルショップへ売却したりして、家電を処分するようにしましょう。
不用品回収業者を選ぶ際には、信用できる業者を選ぶようにします。家電リサイクル法対象の商品を買い取りしてくれる業者もあります。インターネット上にある口コミ情報や実績を参考にして、専門業者を選定しましょう。
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ご活用いただけます。
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