洗濯機は自治体の粗大ごみ回収では処分できないのをご存知ですか?なぜなら洗濯機は家電リサイクル法の対象製品だからです。
洗濯機を含む家電リサイクル法の対象製品は、法律に基づいた方法で処分しなければいけませんが、洗濯機を簡単に処分する方法から費用を安くする方法まで様々です。
この記事では、洗濯機の処分方法とその注意点、処分する手間やお得に処分する方法まで、できるだけ分かりやすくご紹介します。この記事を読めば、あなたに合った手間なくお得に処分できる方法が見つかりますので、賢く洗濯機を処分しましょう。
目次
家電リサイクル法とは、家電製品に使われている部品や材料を再利用して廃棄物を減らすための法律です。
出典: METI/経済産業省
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)は、一般家庭または事務所から排出された、エアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫などの家電製品から、有用な部品・材料をリサイクルし、廃棄物を減らすとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
法律で定められていますので、対象製品を適切な方法で処分しないと違法になってしまいます。
家電リサイクル法の対象製品以下の4種類です。
出典:経済産業省 3分アニメでわかる家電リサイクル法
洗濯機はこの対象製品に含まれていますので、自治体の粗大ごみ回収では処分できないのです。
そのため、これからご紹介する方法で処分しなければなりません。
洗濯機を含めた家電リサイクル法の対象製品は、「リサイクル料金」と「収集運搬料」を支払って処分するのが一般的です。リサイクル料金は各メーカーや製品ごとに決められており、収集運搬料は小売業者によって変わります。
一般的な洗濯機のリサイクル料金と収集運搬料は以下の通りです。
リサイクル料金 | 収集運搬料 | 合計金額 |
2,530円 | 3,157円 | 5,687円 |
洗濯機の各メーカーの詳しい料金や、その他の家電リサイクル法の対象製品の金額を知りたい方は下記のサイトを参考にされて下さい。
参考:一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター、再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)
上記は一般的な処分方法の料金ですが、今回ご紹介する処分方法ではリサイクル料金や収集運搬料がかからない場合もあります。
その中からあなたの状況に合った方法を選択しましょう。
実は洗濯機の処分方法は一つではありません。
洗濯機を処分する方法は以下の7つです。
どの方法にもメリット・デメリットがありますので、それぞれの方法を分かりやすくご紹介していきます。
処分方法 | 費用 | 手間 |
---|---|---|
家電量販店で処分 | 約4,000円〜5,000円 | ○ |
購入した店舗で処分 | 約4,000円〜5,000円 | ○ |
自治体の回収業者に依頼して処分 | 約3,000円 | △ |
指定引取所に持ち込み処分 | 約3,000円 | × |
リサイクルショップ | 無料 | △ |
フリマアプリ | 約5,000円(手数料・送料) | △ |
不用品回収業者 | 約5,000円〜 | ◎ |
どの処分方法がご自身に適しているかは、次のフローチャートに沿って判断するのがおすすめです。
(スマートフォンの方は拡大してご覧ください。)
洗濯機を買い替える際に、購入する店舗に依頼して不要な洗濯機を回収してもらう方法です。
無料で洗濯機を引き取ってもらえるわけではなく、「リサイクル料金と収集運搬料」がかかります。
リサイクル料金は2,530円から3,300円です。
その他、主な家電量販店の収集運搬料は以下の通りです。
店舗名 | リサイクル料金 | 収集運搬料 |
ヨドバシカメラ | 2,530円(税込) | 550円(税込) |
ビックカメラ | 4,180〜4,933.333円(税込) | 1,650円(税込) |
ケーズデンキ | 2,530円(税込) | 1,430円(税込) |
ヤマダ電機 | 2,530〜3,300円((税込) | 1,650円(税込) |
上記以外の店舗の場合は問い合わせるか、洗濯機を購入する際に収集運搬料を確認しましょう。
処分する手間はかかりませんが、3,000円〜5,000円の費用がかかるので料金的にはあまりお得な方法とは言えませんね。
関連記事:洗濯機の寿命は20年?
ヤマダ電機で新たに洗濯機を購入するときに、リサイクル申し込みを選択します。
洗濯機の種類によってはウェブでの申し込みに対応していないことがあります。
配送時に家電リサイクル券を持ってきてくれるため、ご自身で用意する必要はありません。
ヤマダ電機で洗濯機を処分するときは、4,000円〜5,000円の費用がかかります。
お持ちのメーカーごとに金額が変わるので、詳しくはスタッフにご確認ください。
お店に持ち込んでリサイクル回収を依頼することも可能です。
ただし、店舗によっては対応してもらえないこともあるので注意しましょう。
不要な洗濯機を購入した店舗で引き取ってもらう方法です。
前項の「新しい洗濯機を購入する店舗に処分してもらう」方法と流れはほぼ一緒です。
古い購入した店舗に依頼して、その店舗に依頼された業者が自宅に洗濯機を回収しに来てくれます。
この方法でも同じように「リサイクル料金と収集運搬料」がかかります。
お住まいの地域の自治体が指定する回収業者に依頼する方法です。主な処分までの流れは以下の通りです。
この場合も「リサイクル料金と収集運搬料」がかかります。
運搬収集料は自治体によって変わりますし、回収方法なども異なりますので、詳しくは以下のサイトでお住まいの地域を検索して確認してみましょう。
参考:東京都環境局
自治体の指定業者によっては屋内からの運び出しは行わず、玄関前からの回収しかしてくれないこともあります。
その場合は家の外まで洗濯機をご自身で搬出しなければならないので注意が必要です。
自治体が指定する最寄りのリサイクル家電の収集所に、ご自身で直接洗濯機を持ち込む方法です。
この場合だとリサイクル料金はかかりますが、収集運搬料はかかりません。
ご自身で洗濯機を運搬するのはなかなか大変な作業となるでしょう。
一般的な乗用車に洗濯機を積み込むのは難しいため、トラックなどを借りる必要もあるかもしれません。
自治体 | 指定引取所 | 電話番号 |
東京都世田谷区 | (有)東南流通 東京都世田谷区喜多見1-13-2 |
03-5727-1425 |
大阪府大阪市 | (株)オオトモ 新北島倉庫 大阪府大阪市住之江区新北島五丁目1番54号 |
06-6115-6712 |
神奈川県横浜市 | 東芝環境ソリューション(株) 神奈川県横浜市鶴見区寛政町20-1 |
045-501-5477 |
福岡県福岡市 | (株)西原商事 福岡西営業所 福岡県福岡市西区大字太郎丸799番1 |
092-807-8855 |
愛知県名古屋市 | 東海西濃運輸(株) 名古屋営業所 愛知県名古屋市中川区上高畑1-178 |
052-353-2261 |
その他、お住まいの地域の指定引取所が分からない場合は以下のサイトから検索できます。
リサイクルショップに洗濯機を買い取ってもらう方法です。
洗濯機をリサイクルショップに持ち込むか、出張買取を行っている店舗であれば自宅まで出張してもらい、査定をしてもらうことで洗濯機を売却できます。
ただし、洗濯機が壊れていたり、状態が悪い場合は買取をしてもらえない可能性が高いので注意が必要です。
製造から10年以上経過してしまっている洗濯機の買取は厳しいでしょう。
もし買取してもらえなかった場合は、これ以外の方法で処分しなければなりません。
この方法を選択する場合は、まずリサイクルショップに問い合わせて、洗濯機のメーカーや型番、状態などを伝えて買取可能か確認してみたほうがいいでしょう。
関連記事:出張買取業者のおすすめ9選!
国税庁によると洗濯機の耐用年数は6年となっているため、製造年式が10年以上前の洗濯機は買い取ってもらえないことが多いでしょう。
ただし、洗濯機の使用頻度や状態によっては、6年未満のものでも買い取ってもらえない可能性があります。
家電は新モデルが次々発売されるので、年式が新しいほど高く売れます。買取を検討している方は年式やメーカーを確認しましょう。
参考:国税庁
リサイクルショップで洗濯機を高く売るためには、次のようなポイントを考慮することが重要です。
最近活用する方が多いのが、フリマアプリを利用して売却する方法です。
リサイクル料金・収集運搬料がかからず、お金が手に入るのがメリットです。
しかし、メーカー・年式・状態によっては買い手が付くまで時間がかかったり、最悪買い手が付かないという可能性もあります。
その場合、いつまでたっても洗濯機を処分することができません。
出品するためには商品の説明文を考え、画像を用意する必要があるので、普段ヤフオク!やメリカリで出品したことない方にはかなり面倒な作業になるかと思います。
さらに、出品に慣れている方であっても洗濯機を発送するのは大変ですので、あまりおすすめの方法とは言えません。
不用品回収業者を利用して洗濯機を処分する方法です。
電話やネットから問い合わせるだけで自宅まで回収しに来てくれますので、今回ご紹介した中でも一番手間がかからない方法と言えるでしょう。
また、回収料金はかかりますが、リサイクル料金と収集運搬料はかかりません。
業者にもよりますが、買取サービスを行っているところも多く、もし洗濯機が買取可能であればお得に処分することが可能です。
リサイクルショップと違い、もし状態が悪くて買取不可だったとしても、回収料金を払えばそのまま引き取ってもらえるのも便利なところですね。
手間がかからず、洗濯機が壊れていたり状態が悪くても確実に処分できる点がメリットと言えるでしょう。
特に、以下のような方にはおすすめの方法です。
関連記事:洗濯機を処分するときに不用品回収業者を選ぶポイント
手間をかけずに洗濯機を処分できるのが不用品回収業者のメリットですが、なかには違法な悪徳業者も存在するので注意が必要です。
よくある事例として、街中をトラックで巡回しながらスピーカーで宣伝している業者があげられます。
このような業者は無許可で不用品の回収を行っており、回収後に法外な料金を請求されたりなどのトラブルが多く、消費生活センターへ多くの相談が寄せられています。
悪徳業者を利用しないためには以下の点に注意しましょう。
もしトラブルに巻き込まれてしまった場合は、消費者生活センターに相談しましょう。
洗濯機を無料で処分する方法をお探しの方はいませんか。結論から言うと、使用可能な洗濯機は無料で処分できる場合もありますが、壊れている洗濯機を無料で処分するのは難しいでしょう。
壊れた洗濯機を処分する際は、リサイクル料金と収集運搬料を支払わなければいけないので、5,000〜6,000円ほどの処分費がかかります。
まだ使用できる洗濯機であれば、先ほどお伝えした買取サービスやフリマアプリの利用がおすすめです。買取業者の中には、出張買取を行っているところもあります。
車をお持ちでない方やご自身で配送するのが面倒な方は出張買取を利用すると良いでしょう。
洗濯機を処分するときに、水が残ったままの状態だと運んでいるときに水が漏れ出し、床が濡れてしまう可能性があります。
そのため、洗濯機を捨てるときは事前に水抜きをしておくと良いでしょう。
水抜きとは洗濯機の排水ホースと給水ホースに残っている水を抜くことです。
水抜きの正しい方法はお持ちの洗濯機の種類によって異なります。
取扱説明書があれば、事前に確認しておくと安心です。
洗濯機の水抜きは30分程度で完了します。
蛇口を閉めずに洗濯機を回すと洗濯槽に水が流れてしまうので、気をつけてください。
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もちろん、買取サービスにも対応しておりますので、まだ使える洗濯機であればしっかりと査定をさせていただき、ご納得の料金で買取りをさせていただきます。
洗濯機以外にも処分したい家具・家電・その他のゴミもまとめて回収可能。不用品の数が多くても、すべてコミコミの定額パックがあるため安心してご利用いただけます。そのため、お引っ越しや大掃除で大量に処分品が出るような場合にも大変ご好評です。
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スタッフからのコメント
お引っ越しに伴い、新居に持って行かない不用品を回収させていただきました。量はそれなりにありましたが、定額パックをご案内させていただいたところ、「思っていたより費用が安かった」とお客様にお喜びいただけました。
スタッフからのコメント
洗濯機とベッドを買い替えるので回収してほしいとご依頼を受けました。夜遅い時間でしたがすぐにご自宅に駆けつけ、ご近所のご迷惑にならないようできるだけ静かに回収作業をさせていただきました。
スタッフからのコメント
壊れた洗濯機を回収いたしました。洗濯機は重量があるので、ご自分で運び出すのが難しいですよね。KADODEでは不用品1品の回収も可能ですので、お気軽にご相談ください。
スタッフからのコメント
洗濯機と冷蔵庫の不用品回収をご依頼いただきました。家電リサイクル法に指定されている製品は、処分するにも手間がかかります。手間をかけたくない方は、不用品回収業者をご利用ください。
洗濯機を処分する方法は主に7つあります。ご自分の都合にあわせて最適な方法を選択しましょう。
1,新しい洗濯機を購入する店舗に処分してもらう
2,洗濯機を購入した店舗で処分してもらう
3,自治体が指定する回収業者に依頼する
4,指定引取所に直接持ち込んで処分してもらう
5,リサイクルショップに買い取ってもらう
6,ヤフオク!やメルカリなどで売却する
7,不用品回収業者に依頼して処分する
洗濯機の処分方法を7つ、詳しくご紹介いたしました。
あなたにピッタリの方法は見つかりましたか?
どれも処分費用や手間のかかり方など、メリットとデメリットはあります。
しかし、洗濯機は決して軽いものではないので、無理にご自身で運ぼうとすると家の床や壁に傷を付けてしまったり、ご自身が怪我をしてしまうことがあるかもしれません。
そのため、できればご自身で運搬しないで済む方法がおすすめです。
さらに買い取りまでしてもらえるところであれば最高ですね。
その点KADODEであれば、お客様がまったく手を触れることもなく、素早く洗濯機を回収させていただくことが可能です。
洗濯機の処分で迷っている方は、ぜひ一度KADODEにご相談くださいませ。
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