ブラウン管テレビの捨て方がわからず、家に放置してしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブラウン管テレビは家電リサイクル法が成立したため、自治体のゴミに出すことができません。間違った知識でブラウン管テレビを処分すると、罰金を取られかねません。
そこで、ブラウン管テレビの処分方法6選と費用について解説します。不用品回収のプロがブラウン管テレビの処分方法について丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
では、自治体で処分できないブラウン管テレビの処分方法6選をご紹介します。費用や手間を比較し、ご自分の条件にあった方法でブラウン管テレビを処分しましょう。
ブラウン管テレビは指定引取場所に持ち込み、処分することができます。処分費用は、リサイクル料金だけなので比較的安く抑えることができます。
自治体家電リサイクル関連ページを参照し、お近くの引取場所に持っていきましょう。指定引取場所に持ち込む場合、ご自身でブラウン管テレビを運び出さなければいけないので、手間がかかります。
また、ブラウン管テレビを運ぶ前に、予約や手数料の支払いが必要です。
家電量販店でブラウン管テレビを回収してもらう方法もあります。新しくテレビを購入した場合、設置と同時に引き取ってもらえるので、ブラウン管テレビをスムーズに処分することが可能です。
申し込めば自宅まで回収に来てもらえるため、負担を軽減することができます。お店によっては新しい家電を購入しない方でも、回収サービスを依頼できるので各社の条件を確認しましょう。
ただし、回収サービスのみ利用すると、リサイクル料金だけでなく出張費がかかるため、3,000〜5,000円ほどの処分費用がかかります。
リサイクルショップでブラウン管テレビを買い取ってもらうのも1つの方法です。買取可能なものであればリサイクル料金を支払う必要もないため、処分費用をかけずに、処分することができます。
しかし、現在はブラウン管テレビの需要が低下しており、買取を行なっていない業者も多いです。業者ごとに取り扱い品目が異なるので、ブラウン管テレビの買取を行なっている業者に依頼しましょう。
出張買取や宅配買取サービスを利用すると、運搬の労力をかけずに査定してもらうことができます。ただし出張費や配送費がかかる業者もあるので、費用を確かめておきましょう。
ブラウン管テレビの捨て方には、フリマアプリやネットオークションに出品する方法もあげられます。購入者がいれば、配送費のみでブラウン管テレビを処分することができます。
ですが、アプリの登録や出品をご自分で行わなければならず手間がかかるのは、デメリットといえるでしょう。リサイクルショップでの買取同様、買い手が現れず処分できない可能性もあります。時間をかけてでもなるべく安くブラウン管テレビを手放したい方におすすめです。
液晶テレビや動画配信サービスが普及しているので見込みは薄いですが、知人や近所の人にブラウン管テレビを譲る方法もあります。身近に渡す人がいなければ、ジモティーという掲示板サイトを利用すると良いでしょう。
ジモティーでは不要になった中古品を出品し、ほしい人に無料で譲渡することができます。ただし、個人間で取引を行うため、揉め事が起きないように注意しながら利用しましょう。
不用品回収業者に依頼して、ブラウン管テレビを処分することも可能です。自治体で収集を行なっていないブラウン管テレビも、不用品回収業者に頼めば回収してもらえます。
また、ブラウン管テレビ以外の不用品の回収も依頼できます。他の方法と比較すると処分金額が高くなってしまいますが、不用品をまとめて処分でき、手間を省くことができるので、簡単にブラウン管テレビを処分したい方におすすめです。
料金体系は、回収費用と別途基本料金がかかるプランや、定額パックのプランなど業者ごとに決められているため、あらかじめ確認しておきましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、ブラウン管テレビは家電リサイクル法の対象品目に指定されているため、自治体の粗大ゴミに出すことができません。
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、一般家庭や事務所から排出されたエアコンやテレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機といった家電製品から、有用な部品や材料をリサイクルして廃棄物を減らすとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
出典: METI/経済産業省
ブラウン管テレビを含む家電リサイクル法に該当する品目を処分する際は、粗大ゴミとして捨てることができないため、ご自身でリサイクル料金を支払い指定場所まで持っていくか、業者に依頼する必要があります。
ブラウン管テレビのリサイクル料金はメーカーごとに異なりますので、以下の表を参考にしましょう。
メーカー | ブラウン管小 (15型以下) | ブラウン管大 (16型以下) |
シャープ | 1,870円 | 2,970円 |
富士通 | 1,870円 | 2,970円 |
日立 | 1,870円 | 2,970円 |
三菱 | 1,870円 | 2,970円 |
パナソニック | 1,320円 | 2,420円 |
東芝 | 1,320円 | 2,420円 |
ソニー | 1,870円 | 2,970円 |
処分方法 | 即日対応 | 運搬 | 処分費用 |
指定引取場所に持ち込む | △ (引取場所別) |
× 必要あり |
2,000〜3,000円程度 (大きさ別) |
家電量販店で回収してもらう | △ (業者別) |
◯ 必要なし |
4,000〜5,000円程度 |
リサイクルショップで買い取ってもらう | ✕ | ◯ | 無料 |
フリマアプリ・ネットオークションに出品する | × | × | 無料 |
知人や近所の人に譲る | × | × | 無料 |
不用品回収業者に依頼する | ◯ | ◯ | 5,000円〜 (業者別) |
ブラウン管テレビは指定引取所に持ち込むことで、運搬費用を節約し、リサイクル料金のみで処分できます。リサイクルショップの買取やフリマアプリの出品も選択肢の1つですが、売却できないケースも多々あるので、手間をかけたくない方にはおすすめしません。
不用品回収業者への依頼は、ブラウン管テレビ以外の他にも不用品を処分したい方にぴったりです。
ブラウン管テレビを処分する前に、確認しておくべきポイントが2つあります。知らないとあなたが損をすることもあるので、以下の2つのポイントを必ず押さえておきましょう。
悪徳業者の料金設定には注意が必要です。無料回収という広告を見て依頼したのに、作業が終わってから高額な請求をされたというトラブルが発生しています。
無料で回収している業者もなかにはありますが悪徳業者の見極めは難しいので、信用できる業者を利用しましょう。業者を選ぶときは会社の所在地、基本情報、口コミを確認するのがおすすめです。
ブラウン管テレビをなるべく安く廃棄したい場合は、無料回収をうたう業者ではなく自治体指定の持ち込み場所に持っていくようにしましょう。
悪徳業者に依頼すると高額請求だけでなく、不法投棄される可能性もあります。違法業者は回収したものを道端や山に捨てて、本来であれば必要な処理を行いません。
しかしブラウン管テレビの所有者が特定されると、業者ではなくあなたが罰金を支払わなければいけないこともあります。料金を支払ってさらに罰金を取られるという最悪の事態を防ぐためにも、業者選びは慎重に進めましょう。
メーカー | 家電を購入した場合 | 回収サービスのみの場合 | 店舗に持ち込む場合 |
ヤマダ電機 | 4,620〜7,120円 | 7,120円 | 4,620円 |
ケーズデンキ | 4,400円 | 7,700円 | 4,400円 |
エディオン | 5,170円 | 6,270円 | 4,970円 |
ビックカメラ | 4,620円 | 5,720円 | × |
ノジマ | 3,520円 | 10,120円 | 6,270円 |
ヨドバシカメラ | 3,520円 | 5,720円 | 3,520〜5,720円 |
*日立20インチのブラウン管テレビで比較
ヤマダ電機やケーズデンキといった複数の家電量販店でブラウン管テレビの回収サービスを行なっていますが、それぞれ収集運搬料が異なります。家電を購入するか、ご自分で持ち込むかによっても費用が変わるため、詳細はお店のホームページをご確認ください。
ヤマダ電機でブラウン管テレビを処分する場合、購入商品の配送時の利用、出張回収のみの利用、店頭持ち込みの3つの方法があります。
店舗によって異なりますが、ヤマダ電機以外で購入したブラウン管テレビも回収対象です。
ブラウン管テレビの大きさによってリサイクル料金が変わるので家電リサイクル協会のページからご確認ください。
ケーズデンキでは有料回収だけでなく、期間限定で下取りをしています。対象のテレビを新しく購入する方は故障していたり、年式が古いブラウン管テレビも下取り可能です。
しかしブラウン管テレビの下取りのみ利用することはできません。また、ブラウン管テレビは家電リサイクル対象商品なので、リサイクル料金と収集運搬料を支払う必要があります。
テレビを購入する予定がなければケーズデンキの店舗に持ち込むか引き取り処分を依頼しましょう。
エディオンではブラウン管テレビを購入したお店や、商品購入の有無によって回収料金が異なります。収集運搬料金は1,100〜2,750円と大きく変動するので、事前に必ずホームページをご確認ください。
リサイクル料金は他の家電量販店と変わりませんが、エディオンの収集運搬料は最低1,100円です。なるべく費用を抑えたい方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ビックカメラではブラウン管テレビを持ち込んで処分することはできません。購入する商品と同数・同種のものを回収してくれるので、ビックカメラでテレビを購入する方はぜひ利用しましょう。
ブラウン管テレビの引き取り処分のみ利用することも可能ですが、費用が1,000円追加となるので他のお店と比較すると損をせずに済みます。
ノジマではテレビ以外の商品を購入しても、追加で料金を支払えばブラウン管テレビを処分してもらえます。収集運搬料はお店から処分施設までの費用なので、お店に持ち込んだ際も支払わなければいけません。
ヨドバシカメラの収集運搬料は550円で、家電量販店の中でも特に費用を抑えることができます。ただし購入商品と同じ品目・同数での引き取りに限られます。
届け先と回収場所が異なる、届け日と回収日が異なる、購入商品の数量以上を回収してもらう場合の収集運搬料は2,750円です。
ブラウン管テレビやその他不用品をまとめて処分する際は、KADODEにご連絡ください!KADODEは全国展開している不用品回収業者で、年間10,000件の実績があります。プロのスタッフが作業を行いますので、不用品回収サービスを初めてご利用になる方でも安心してご利用いただけます。
家電量販店や指定引取場所でブラウン管テレビを処分したくても、急な対応は断られる場合があります。KADODEは24時間365日ご依頼を受け付けており、最短即日の対応も可能です。ご要望があれば、土日祝日や深夜帯でも回収に伺います!
KADODEでは、お見積もりやご相談を無料で承っております。「料金がいくらかわからない…」「不用品回収業者を利用したことがなくて不安…」といったお客様もまずはお気軽にご相談ください。
スタッフからのコメント
ブラウン管テレビと雑貨の回収をご依頼いただき、10分ほどで作業完了となりました。ご利用いただいたお客様より「自治体で処分することができず、困っていたので業者に依頼してよかった」とのお言葉を頂戴しました。
スタッフからのコメント
ブラウン管テレビを処分したいとのことで、お客様からご依頼いただきました。KADODEは24時間365日ご依頼を受け付けております。お客様のご都合に合わせて作業を進めてまいりますので、お気軽にご連絡ください。
今回は、ブラウン管テレビの処分方法6選を解説しました。ブラウン管テレビは自治体で廃棄することができないため、処分するのが面倒に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。以下を参考に、ご自身の都合にあった最適な処分方法を選択しましょう。
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