皆さんは庭木の処分に困った事はありませんか?住宅の庭木を処分したいけど処分方法が分からなかったり、自分で処分することができるのか、業者に頼んだ時には費用はどのくらいかかるのか。
などといったように庭木処分に関しては疑問点も多いかと思います。育ちすぎて隣の住宅に迷惑をかけているなと感じていたり、もうボロボロなので庭から処分したい、といったように庭木が不必要になる理由も人それぞれかと思います。
小さな植物とは違って、庭木は伐採をしなくてはならない為通常の植物より手間がかかります。処分に手間がかかることから伐採後は庭に放置している人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、伐採した庭木は迅速に処分しないと想定外のトラブルが発生する可能性があるのです。
この記事では庭木の処分方法とそれに伴った処分費用や注意点、そして万が一庭木をそのまま放置したらどうなるかという点にも触れながら、庭木の正しい処分方法をご紹介します。
ここでは庭木を実際に処分する際どのような方法があるのかご紹介していきます。自分の所持している庭木がどのような状態なのかによって処分方法も変わってくるかと思います。
どの処分方法が適しているのか考えながら読んでみてください。
基本的に材質上、木は燃やすことができます。そのため可燃ごみとして燃えるごみの日に出すことができます。
ただし、可燃ごみとして出すには、お住いの自治体専用のゴミ袋に入る大きさにする必要があります。したがって、切った枝のサイズによってはさらに切り分けなければならないので注意が必要です。
庭の木を可燃ゴミとして捨てることはできますが、ひと手間加えなければならないということを覚えておきましょう。
なんらかの事情でゴミの日を待つことが出来ない場合もあるかと思います。その際にはお住いの自治体の環境センターやクリーンセンター、清掃局などに持っていき処分してもらいましょう。
こういった場合は自分でセンターへ持っていかなければならないため、自家用車でないにしろレンタカーなどの車の準備が必要になってくると思います。
その場へ運んでしまいさえすれば、すぐに焼却処分してもらうことが可能となっているのですぐに安く処分したいときはおすすめの方法です。
庭木を処分するついでにエコに貢献したいという場合は、リサイクル業者に持ち込み処分することができます。持ち込みが必要な場合もありますが、業者によっては回収に来てくれるケースもあるため、最寄りのリサイクル業者に問い合わせてみましょう。
庭木がどのようにリサイクルされるかというと、工場で粉砕され、チップやペレットと呼ばれる小さな木片にリサイクルされます。
これらは製紙会社などに販売されることで、リサイクルペーパーの材料や燃料などとして活用してもらえます。庭木処分に罪悪感があるという方は、このようにエコに貢献した処分方法もいいかもしれません。
自分で処分する時間や体力が無い、面倒だという場合には、不用品回収業者に処分をお任せしてみましょう。
手数料などがかかるため有料な方法にはなりますが、不要になった庭木をそのまま引き取ってくれるので加工する手間が要らず、非常に便利です。
また庭木の回収だけでなく、伐採作業ごと業者に依頼したいという場合もあるかと思います。業者によっては伐採から引き受けてくれるところもあるため、事前に問い合わせて確認するなどして伐採もお願いできるところに頼むといいです。
庭木1本からでも伐採を受け付けてくれる業者もたくさんあるので、ぜひ利用してみるとよいでしょう。
庭木を自分で売るという方法もあります。最近、DIYが流行っているため、木材を求めている一般の方がどんどん増加しています。
掲示板やフリマアプリなどを使うことによって、個人間で簡単に木材の売買を行うことがで切るので需要と供給が一致した場合は個人取引をしてみるのもいいでしょう。
その際は個人での取引になるので、運搬方法や商品状態の説明などをしっかりし、トラブルに発展しないように充分気をつけましょう。
また、買取業者に売るという方法もあります。特に珍しい木材をお持ちの場合は、買取業者に問い合わせてみると高額で引き取ってくれる場合があります。
杉やブナなどが比較的高額な種類となっています。連絡だけでもしてみて査定をしてもらえるといいですね。
庭木を処分することは滅多に無いことですが、処分する際注意しなければならないことが実はいくつかあります。
ここでは処分するときに気をつけなければならない点を紹介していきます。
脚立などを利用してご自身で伐採できるなら、費用を抑えられるので自分で伐採してもいいかもしれません。
ですが育ちすぎてしまった庭木を個人で伐採するのは非常に危険を伴うため、専門の業者へ依頼するのが最も安全です。せん定や伐採には庭木について様々な知識が必要でもあります。
病気になった庭木に間違った方法でせん定をしてしまうことによって、病気が広がり伐採不可欠となってしまいます。
また、住宅売却しなければならなかったりとどうしても伐採しなければならないときがあっても、隣接している住宅に庭木が倒れてしまうと外壁に傷をつけてしまうため、厳重な注意が必要です。
処分の際、注意しなければならないことの一つとして庭木を供養しなくてはならないという点があります。植物には精霊が宿るという言われがあり全国各地に神木などがあるように、庭木にも精霊が宿ると言われています。
そのためむやみやたらに植物を刈ったり伐採したりするのは良くないという方針があります。庭木によっては新築時の想いが込められているケースもあるため、庭木を伐採するときにはこれまでの感謝を込めて供養するようにしましょう。
下記が供養方法になります。
神社や業者に依頼した方が間違いないかもしれませんが、自分でお酒や潮を置いて供養することもできるため、費用を抑えたい場合にはおすすめです。どの方法をとるにしろ、感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
庭木を処分するにあたって効率的に処分するコツがあります。庭木の処分に少しでも手間をかけないように、注意が必要なのです。
ここではそのコツを3つ紹介します。
伐採する際、根元から切るのが一番早いように思われます。ですが、根元から切ると木が一気にたおれ、庭や自宅に葉が飛び散ってしまう可能性があります。
更に、庭のスペースに余裕がない場合、倒れた拍子に家屋にぶつかってしまうかもしれません。こういったように根元から庭木を切ってしまうとリスクが大きくなります。
さらに木一本をまるごと運ぶことになり、非常に重労働となります。運べる長さで少しずつ伐採するようにしましょう。
伐採後は早めに処分をする必要があります。なぜかというと伐採直後の庭木には葉がついています。
葉がついた状態の木を伐採すると作業を進めるたびに葉が落ちていくため、伐採した枝についた葉は枯れてしまい枝から落ちます。
伐採から日数が経つと、落ちる葉も大量になってしまいますがそれも拾い集めなければなりません。葉の掃除をする手間となるためできるだけ早めの処分を心がけましょう。
手間がかからずに処分するコツとして、伐採する日は雨の日を避けることです。雨が降ると木が水を吸ってしまい重量がかさんでしまうので、できるだけ天気の良い日を選ぶようにしましょう。
伐採後、庭木を処分するまで保管する期間があるかもしれません。その際も庭木にシートなどのカバーをかけたり物置にしまっておくなどして、雨がかからないよう工夫することでスムーズに運搬可能になります。
それでは果たして伐採するにあたって実際に費用はどのくらいかかるのか、大きく3つの工程に分けて種類ごとに費用相場を紹介していきます。
業者によって前後はするかと思いますが、相場の費用を知りたい方はこの費用相場と業者からの見積もりを見比べて、依頼する業者を決めてみるのもいいかもしれません。
これは作業料と処分料を合算した金額です。作業料には伐採作業料のほか、人件費や技術料、高所作業料、道具使用料などが含まれます。
高さ1.5メートルまで | 高さ3メートルまで | 高さ4メートルまで | 高さ5メートルまで | 高さ6メートルまで |
3,000円~13,000円程度 | 3,000円~23,000円程度 | 4,500円~30,000円程度 | 6,500円~30,000円程度 | 6,500円~37,000円程度 |
高さ6メートルを超える場合は個別での見積りが必要です。相場に幅があるのは、伐採は木の高さだけでなく、葉っぱを含めた、木の一番幅を取っている部分の長さによっても費用が変動するためです。
この部分が短ければ短いほど費用は安くなる傾向があります。
高さ1.5メートルまで | 直径35センチメートルまで |
2,000円~6,500円程度 | 8,700円~18,500円程度 |
抜根を依頼する場合は、基本の伐採費用に抜根費用が上乗せされます。直径35センチメートルを超える場合は個別見積りになるため注意が必要です。
10tクレーン | 20tクレーン |
80,000円~100,000円程度 | 130,000円~200,000円程度 |
大掛かりな伐採の場合は、重機を使用することになるため重機費用がかかります。背の高い庭木を処分する場合は重機費がかかるかもしれないことを覚悟した方が良いです。
伐採には適している時期が存在します。伐採した木を売る予定がある場合は特に、時期には注意が必要です。
例えば高値取引されるスギの木は、11月から12月が最も伐採に適した時期であるといわれています。
その他の木は、基本9月から翌年の春頃までの寒い時期がベストです。乾燥している時期は木の水分が抜けていることから、通常時より楽に切ることができます。
不要になった庭木をすぐに処分せず、放っておいてしまうことによって起こるトラブルがあります。自分だけでなく他人にも迷惑がかからないように庭木は早めの処分が必要です。
下記では起こりうるトラブルに関して説明していきます。
枯れてしまった庭木を放置しておくことによって起こる最大のトラブルはシロアリ被害です。枯れた庭木をそのままにしておくとシロアリをおびき寄せてしまいます。
腐食しかかった木材は、シロアリの大好物なのです。庭木にシロアリが住み着いてしまうと、次は家にまでシロアリが侵入してきます。
シロアリによって家をむしばまれるのを防ぐために、不要な庭木は迅速に処分するようにしましょう。
特に庭木が庭の端に植えられていると、長い間手入れをせずに放置しておくことによって、枝や葉が近隣の家まで伸びてしまうことがあります。
葉が大量に近隣の敷地内に落ちてしまったり、日光を遮断してしまったり他人に迷惑をかけてしまうことは絶対に避けるべきです。
近隣トラブルに発展しおおごとになってしまう前に、不要な庭木は早急に処分するようにしましょう。
庭木の処分方法いかがでしたでしょうか?木自体はコンパクトとはいえず、どうしても普通の雑貨やゴミと比べて処分方法が特殊だったり、手間がかかったり、業者に頼むと高額な費用がかかったりしてしまいます。
ですが庭木を放ったままにしておくと、様々なトラブルを招く可能性があります。これらを踏まえると、迅速かつ適切な処分方法での処分が必要になって来るため、時期や処分のコツなどを事前に確認し、処分に取り組むようにしましょう。
その際には注意点もしっかり確認し安全に処分を行いましょう。庭木の処分を不用品回収業者に依頼する場合はぜひ一度、KADODEまでご相談ください。
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