西牟婁郡上富田町は紀伊半島の南部にある内陸部の町です。総面積は57.37㎢で15,660人7,349世帯が住んでいます。（2021年10月末日現在）
上富田町は50年間わずかずつですが常に人口が増え続けています。地方の小規模自治体ではほとんど過疎化が問題となっている中、半世紀もの間増加傾向にあるのは特筆すべきことです。上富田町の行政が住み良い街づくりをしているということなのでしょう。
上富田町の主要産業はもともと農業が中心でした。現在もみかん、すもも、梅を産出しています。またひょうたんは伝統的な生産物で、熊野参詣者に縁起物として販売されていました。しかし若い人たちの働く場所を確保するために1970年ごろから企業誘致を始めました。アパレルメーカーの工場や株式会社NTN紀南製作所、貝ボタン製造製作所などです。
また1989年、地域振興のための『ふるさと創生事業』で各自治体に1億円が配られたときも有意義な使い方をして住みやすい街づくりがさらに一歩前進しました。配られた資金をベースにしてスポーツセンターと文化会館を作ったのです。
またユニークな制度として2006年には食糧物資支給制度を設けました。食糧物資支給制度とは、生活に困っているが生活保護を受けるほどではない人に食料を補助する制度です。
このような独自の行政が少しずつ功を奏してきた結果、人口が増え続けているのでしょう。子育て支援も充実しており、保育園の数も多く住みやすさは年々向上しています。
参考：上富田町役場公式サイト
西牟婁郡上富田町の不用品回収の傾向
住みやすい上富田町にはファミリー世帯はもちろん単身者も多く住んでいます。若い世代も多いため、住宅の購入などで引っ越しが多く、大量の不用品が排出される傾向です。特に家具類や大型の家電製品が多く、自宅から運び出すのが大変だというお声をいただいています。
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